薄毛・ハゲの始まりは、髪の毛が成長しきらないうちに抜け毛になってしまうことです。
短い長さの抜け毛が多くなってきています。
それは、眉毛やまつ毛が長く伸びないのと同じ状態になっているのです。
目次
髪の毛が一定以上伸びない理由
薄毛・ハゲになり始めていると、髪の毛は長く伸びるまでに抜け落ちてしまいます。
髪の毛が薄くなっていく部分では、ある程度伸びてきたところで抜け毛になってしまうので、それ以上長く伸ばすことができません。
眉毛やまつ毛などが、伸び続けていかないのと同じで、ある一定の長さになると自然と抜け落ちるためです。
髪の毛やヒゲは放っておくと、どんどん伸びていきますが、それ以外の眉毛、まつ毛や体毛などはずっと伸び続けることはありません。
ヘアサイクルの違いとは
毛が一定以上伸びないのは、体に生えてくる毛にはそれぞれのヘアサイクル(毛周期)に違いがあるからです。
髪の毛が発毛して、太く長く成長して、抜け毛となって抜けて、また同じ毛穴から生えてくるという繰り返しをヘアサイクル(毛周期)と言います。
髪の毛が生えて、育って、抜けるまでの過程を成長期、退行期・休止期に分類できます。
・成長期・・・髪の毛が生えはじめて、太く長く成長していく時期(約2~6年)
・退行期・・・髪の毛の成長が終わりに向かい、抜ける準備の時期(約2~3週間)
・休止期・・・髪の毛の成長が止まり、抜け落ちてしまう時期(約3~4ヶ月)
正常な波の毛であれば、成長期 → 退行期 → 休止期 → 成長期 → 退行期 → 休止期 ・・・・・・・ と繰り返し続いていきます。
髪の毛は成長期が約2~6年もあり、この期間にどんどん伸びていきます。
しかし、髪の毛以外の体毛のほとんどは、成長期が数ヶ月しかないので、数センチしか成長しないうちに抜け毛となって落ちていくので、長い毛が存在しない訳です。
まつ毛、眉毛、体毛などはヘアサイクルがとても短いということになります。
薄毛が始まった状態が、まつ毛や眉毛と同じようにヘアサイクルが短くなった状態と言えます。
ヘアサイクルの乱れ
正常な髪の毛のヘアサイクルではなく、ヘアサイクルが乱れて短くなっているのです。
ヘアサイクルを乱す一番の原因が、男性型脱毛症(AGA)です。
男性型脱毛症(AGA)を引き起こすのが、悪玉の男性ホルモンのDHT(ジヒドロテストステロン)と呼ばれていて、増えすぎると毛乳頭を刺激して、毛母細胞への発毛指示を止めるのです。
つまり、悪い男性ホルモンのDHTは、髪の毛がある程度伸びてきた段階で、成長しないで抜け毛になるように指示するということです。
ヘアサイクルを正常に戻すには
ヘアサイクルを正常に戻すには、ヘアサイクルを短くして抜け毛を促進する男性ホルモンのジヒドロテストステロン(DHT)を少なくすることです。
ヘアサイクルを短くする原因のジヒドロテストステロン(DHT)は、男性ホルモンのテストステロン(TS)と、頭皮の毛乳頭にある5αリダクターゼと呼ばれる酵素が結びついて作られます。
男性ホルモンのテストステロン(TS)および、酵素の5αリダクターゼは、それぞれ単独でいる場合は薄毛に影響することがないのですが、結びついてジヒドロテストステロン(DHT)になるとヘアサイクルを乱す原因となるのです。
ジヒドロテストステロン(DHT)を作らなくして、ヘアサイクルを正常に戻すには、下記の記事を参考にしてください。
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