チャップアップシャンプーの成分を全部調べて分析してみました。
目次
洗浄成分
■チャップアップシャンプーに含まれる洗浄成分(界面活性剤)
コカミドプロピルベタイン、ココイルグルタミン酸2Na、コカミドメチルMEA、ラウロイルアスパラギン酸Na、ココイルトレオニンNa、ラウリン酸ポリグリセリル-10、ココイルグルタミン酸Na |
シャンプーの一番の働きの洗浄剤です。
主剤のコカミドプロピルベタインは、アミノ酸系ではなくベタイン系の両面界面活性剤で、ヤシの実オイルを原料として作られ、泡立ちがよくベビーシャンプーにも使用される安全性が高く低刺激の洗浄成分ですが、洗浄力は弱いです。
次に多く含まれるココイルグルタミン酸2Naは、陰イオン系の界面活性剤でアミノ酸系のシャンプーの中では、比較的、浄力が高く泡立ちも良い成分です。
残りは、アミノ酸系の洗浄成分になりますが、補助的な役割で入っています。
全体的には、低刺激でマイルドな洗い心地になるような洗浄剤になります。
保湿成分
■チャップアップシャンプーに含まれる保湿成分
グリセリン、メチルグリセス-20、サガラメエキス、BG、アルテア根エキス、マタタビ果実エキス |
皮膚(頭皮)から水分が逃げるのを防ぐ働きをする保湿成分になります。
頭皮が乾燥すると外部からのダメージを受けやすいので、頭皮が乾燥しないように保湿してくれます。
これらの成分により、頭皮の保湿効果が特に高い働きを持った育毛シャンプーと言えます。
頭皮環境の改善成分
■チャップアップシャンプーに含まれる頭皮の環境を改善する成分
グルコシルルチン、グルコシルヘスペリジン、レモン果実水、セージ葉エキス、ローズマリー葉エキス、キュウリ果実エキス、タチジャコウソウ花/葉エキス、ラベンダー花エキス、セイヨウサンザシ果実エキス、カミツレ花エキス、ゴボウ根エキス、トウキンセンカ花エキス、グリチルリチン酸2K、ユキノシタエキス、ウメ果実エキス、ドクダミエキス、サトザクラ花エキス |
頭皮環境を改善するのに、
・血行促進の成分で血液の流れを良くして、髪の毛に栄養分が行き渡らせる
・抗炎症・抗菌・殺菌の成分で、頭皮の炎症を抑える
・抗酸化の成分で頭皮の老化を防ぐ
などの有効成分が配合されているため、育毛しやすい環境を作ります。
そしてアレルギーや頭皮トラブルになりにくく、頭皮環境の改善に良い天然成分で作られています。
代表的なのが、以下のオーガニックエキス10種になります。
【 オーガニックエキス10種の効果 】
成 分 | 効 果 |
---|---|
セージ葉エキス | 血行促進・抗酸化・消炎・殺菌など |
ローズマリー葉エキス | 抗酸化・消炎・抗菌など |
キュウリ果実エキス | 抗炎症・消臭・保湿・収れん作用など |
タチジャコウソウ花/葉エキス | 抗炎症、収れん作用など |
ラベンダー花エキス | 収れん作用・殺菌・抗菌など |
セイヨウサンザシ果実エキス | 血行促進・抗酸化など |
アルテア根エキス | 抗炎症・収れん作用・粘膜保護・保湿など |
カミツレエキス | 抗炎症・保湿など |
ゴボウ根エキス | 血行促進・収れん作用・保湿・発汗など |
トウキンセンカエキス | 消炎・鎮痛・清浄作用など |
成分の効果を見てみると、まずは血行促進効果により髪の毛に栄養が行き渡るようにし、抗酸化や収れん作用で頭皮が老化を防ぐことで、薄毛や抜け毛を改善してくれます。
そして抗炎症・消炎などの効果で頭皮のかさぶた・湿疹の対策をして、殺菌や抗菌作用で炎症を防ぐことで、頭皮の乾燥やかゆみを防止します。
オーガニックなのでアレルギー症状となるアトピーやじんましんといった副作用の心配も少ない育毛シャンプーと言えます。
修復・保護成分
■チャップアップシャンプーに含まれる修復・保護成分
PPG-3カプリリルエーテル、ポリクオタニウム-6、ポリクオタニウム-53、γ-ドコサラクトン |
傷んだ髪の毛を修復・保護し、髪を滑らかにして、ツヤを与える機能を持った成分が含まれています。
成 分 | 効 果 |
---|---|
PPG-3カプリリルエーテル |
水溶性増粘、保水剤、帯電防止剤、皮膜形成、エモリエント作用(水分の蒸発をおさえて保水し、頭皮を柔らかく保つ) |
ポリクオタニウム-6 | 帯電防止剤、皮膜剤、ヘアスタイリング剤、陽イオン界面活性剤 |
ポリクオタニウム-53 | ヘアコンディショニング剤 |
γ-ドコサラクトン |
コンディショニング成分 熱で反応して痛んだ髪の毛に結合して、開いたキューティクルを閉じさせて髪の毛のバリア機能を改善する。 |
その他(防腐成分など)
水、トリイソステアリン酸PEG-120メチルグリコース、セバシン酸ジエチル、フェノキシエタノール、ポリアミノプロピルビグアニド、クエン酸、アスコルビン酸、リンゴ酸、香料 |
その他の成分として、せっかくの成分が腐ってしまわないように防腐剤の役割をするものが必要です。
付着している状態 | 詳 細 |
---|---|
水 |
刺激物を除去した高純度の水 |
トリイソステアリン酸PEG-120メチルグリコース |
増粘剤または感触調整剤 刺激性が低く安全性は高い |
セバシン酸ジエチル |
保湿作用と浸透性 他の油溶性有効成分が頭皮や髪に吸収されるのを促進し安全性は高い |
フェノキシエタノール |
防腐剤 |
ポリアミノプロピルビグアニド |
防腐剤 ウェットティッシュの除菌成分として使用されているくらいなので安全性はある |
クエン酸 |
キュレート剤 カルシウムや鉄・マグネシウムなどの金属イオン(=ミネラル成分)が、シャンプー成分と結合して変質するのを防ぐ |
アスコルビン酸 |
髪のタンパク質の酸化を防ぎキューティクルを守るために、塩素を中和して除去 |
リンゴ酸 |
pH調整剤 アルカリに傾いた髪を酸性に戻す |
香料 |
甘いフルーティな香り |
その他の成分については、注意しておく必要があり、頭皮に影響しやすい合成化学物質は、確認すべき項目です。
チャップアップシャンプーで注意すべき合成化学物質は、以下の3つです。
・フェノキシエタノール(防腐剤)
・ポリアミノプロピルビグアニド(防腐剤)
・香料
<チャップアップシャンプー成分表>
水、コカミドプロピルベタイン、ココイルグルタミン酸2Na、コカミドメチルMEA、トリイソステアリン酸PEG-120メチルグリコース、ラウロイルアスパラギン酸Na、セバシン酸ジエチル、グリセリン、メチルグリセス-20、ココイルトレオニンNa、ラウリン酸ポリグリセリル-10、ココイルグルタミン酸Na、PPG-3カプリリルエーテル、ポリクオタニウム-6、ポリクオタニウム-53、γ-ドコサラクトン、サガラメエキス、BG、グルコシルルチン、グルコシルヘスペリジン、レモン果実水、フェノキシエタノール、ポリアミノプロピルビグアニド、クエン酸、セージ葉エキス、ローズマリー葉エキス、キュウリ果実エキス、タチジャコウソウ花/葉エキス、ラベンダー花エキス、セイヨウサンザシ果実エキス、アルテア根エキス、カミツレ花エキス、ゴボウ根エキス、トウキンセンカ花エキス、グリチルリチン酸2K、ユキノシタエキス、マタタビ果実エキス、ウメ果実エキス、ドクダミエキス、サトザクラ花エキス、アスコルビン酸、リンゴ酸、香料