薄毛コラム

リアップ(ミノキシジル配合)は、元々は血圧を下げる降圧剤だったの? 

日本で医薬品認定を受けているただ1つの育毛剤である『リアップ』。

元々は髪の毛のために開発されたものではなく、血圧を下げるための降圧薬として開発されたものでした。

ということは…副作用がとっても気になります。

 

リアップは、血圧を下げる降圧剤から作られた?

リアップに含まれるミノキシジルという成分は、頭皮の血行を良くする有効成分として配合されています。

しかし、もともとこの成分は、発毛・育毛のために開発されたものではありませんでした。

 

ミノキシジルは、血管を広げて血行を良くする働き(血管拡張薬)があるので、血圧を下げるための降圧剤として開発されていました。

しかし、ミノキシジルを飲んだ患者さんの、髪や体毛が濃くなったという意外な副作用が注目され、発毛剤として開発されるようになったのです。

このミノキシジルには、致命的な副作用がありました。

心臓への酸素の供給が足りなくなり、心臓に痛みを感じさせる狭心症という病気です。

血管が拡張されて血流が良くなると、酸素は十分に心臓に届くように思われますが、どういうことなのでしょうか?

 

実は、ミノキシジルが拡張する血管は動脈だけで、静脈は拡張しません。

血液は、心臓 → 動脈 → 静脈 → 心臓 と流れますが、動脈が拡張されて多くの血液が心臓から出ていくのに、静脈は拡張しないため、増えた血流を静脈の中で吸収できず、心拍を増加させることで対応します。

 

心拍が増加すると、心臓の働きが忙しくなるので、心臓が消費する酸素量は増加します。

体内の酸素量は変わらないのに、心臓の消費する酸素量だけが急激に増えるので、心臓は酸素不足におちいって、狭心症の発作が起こりやすくなるのです。

ミノキシジルにはこのような副作用があるので、現在は、血圧を下げるための薬としては使われていません。

しかし、全身にまわる飲み薬ではなく、身体の一部(頭皮)に塗るだけなら副作用は軽減されると考えられたため、発毛剤として開発されることになったのです。

 

副作用の危険性は

ミノキシジルを育毛剤として使うだけなら、心臓にまで影響するような副作用が起こる確率は高くないようです。

しかし、血圧を下げるために別の薬を飲んでいる方には、作用が重複する危険性が高いので、注意が必要です。

リアップは、医薬品(第1類医薬品)として厚生労働省から認められており、しっかりとした臨床データもそろっていることから、信頼性は高いと言えます。

しかし、肌の弱い人や敏感肌の人には、ミノキシジル自体もそうですが、添加物のエタノールやプロピレングリコール(PG)によって、頭皮に炎症やかぶれを引き起こす危険性もあります。