壮年性脱毛症と男性型脱毛症(AGA)の違いとは
壮年性脱毛症というのは、男性型脱毛症(AGA)と何かが違うのでしょうか? 結論から言うと、壮年性脱毛症は男性型脱毛症(AGA)の1種であるということになります。男性型脱毛症(AGA)は、若い人から年寄りまで幅広い年齢でかかるものなのですが、壮年期にAGAになることを壮年性脱毛症と言うのです。
壮年期は年齢的には、24歳~44歳のことを言うのだそうですが、壮年性脱毛症については、40代~50代のことを指しています。20代~30代の比較的若い人の場合は、若年性脱毛症と呼ばれます。
壮年性脱毛症は、男性型脱毛症(AGA)と同じと考えてもらえれば良いです。なので、薄毛になる原因は、毛の抜け替わりの周期である毛周期(ヘアサイクル)が短くなるためです。ヘアサイクルが乱れるのには、男性ホルモンが悪玉男性ホルモンとなって、毛根にダメージを与えてしまうことで、髪の毛が成長しきらないうちに抜け毛となって抜け落ちてしまいます。
今まで2年~6年もかけて太く長く成長していた髪の毛が、細いままで伸びていって1年~2年で抜け毛になってしまうと、頭に残っている毛の数も少なく細いのでボリュームが落ちてしまって、頭皮が見えやすくなるため、徐々に薄毛になっていきます。
男性型脱毛症(AGA)とは
壮年性脱毛症の別名の男性型脱毛症(AGA)は、男性ホルモンが影響する薄毛です。誰もがもっている男性ホルモンで、髭や毛髪を濃くしたり、太い骨格や筋肉などを作るテストステロン(TS)という必要な男性ホルモンなんですが、何らかの原因によって髪の毛に悪さをするジヒドロテストステロン(DHT)に変換されることで薄毛になります。
ジヒドロテストステロンは毛根を攻撃して、髪の毛が太く成長するまでに抜けるようにしてしまいます。その結果、細く短い髪の毛が多くなり、薄毛が目立つようになるのです。
→ 男性型脱毛症(AGA)の詳細は、こちらを参考にしてください。
壮年性脱毛症にはリアップが良いの?
発毛剤でおなじみのリアップは、その効果・効能として「壮年性脱毛症における発毛、育毛及び脱毛(抜け毛)の進行予防」が挙げられています。リアップシリーズは、ミノキシジルを配合し、壮年性脱毛症における発毛効果が認められている医薬品だと言われています。
確かに、ミノキシジルは、日本初の医学的発毛治療薬とまで言われるほどで、外用発毛医薬品として厚生労働省より1999年に正式認可を受けています。ミノキシジルは、頭皮に塗ることで、頭皮の毛細血管を拡張して、血行を良くすることで、髪の毛に血液からの栄養分を行き渡らせ、髪の毛の成長をサポートするものです。
日本人にはミノキシジルは刺激が強いので、頭皮の弱い方には、逆に頭皮を傷める可能性も高くなります。かつて私もリアップを使い、薄毛を改善した経験がありますが、長く使い続けるうちに頭皮が敏感になってきて、リアップを使うことで痛みや、かゆみ、頭皮が赤く腫れたようにもなったことから、使用を断念して刺激の弱い無添加の育毛剤に替えることになりました。