抜け毛が多くなった時には、頭皮に何らかの異常が発生しています。
抜け毛を増やすような生活習慣になっていませんか?
頭皮をケアすることで、抜け毛を減らしたり、予防することが可能です。
正しいシャンプーの仕方やドライヤーのかけ方、髪の毛に良い食事や生活習慣を知りましょう。
髪の毛のためにちょっとだけ注意することで、抜け毛を大きく減らせるかも知れませんよ。
目次
抜け毛が気になりだしたら・・・
基本的には、髪の毛は何度も生え替わるものなので、抜け毛があるのは当然のことです。
きちんと成長した髪の毛が抜けることには、何ら問題はないのです。
しかし、成長しきらない毛がどんどん抜けてしまうと、そのうち薄毛になってしまいます。
髪の毛を作り出す毛根の細胞(毛母細胞)を元気に働かせ、成長しきるまでは抜け毛にならないようにしていくことが必要なのです。
抜け毛のタイプ
抜け毛のタイプは、大きく分けて次の3つがあります。
・男性ホルモンによるもの
・頭皮の炎症によるもの
・頭皮環境の悪化によるもの
タイプ別に表にしてみると、下記のようになります。
比較項目 | 男性ホルモン | 頭皮の炎症 | 頭皮環境の悪化 |
---|---|---|---|
抜け毛の原因 | 男性に一番多い抜け毛のタイプ。男性ホルモンが、毛根を攻撃するDHT(ジヒドロテストステロン)という悪玉ホルモンとなって抜け毛を増やす。 | 頭皮の乾燥や皮脂が過剰であるために、頭皮が炎症(マセラチア菌による肌トラブル)することで抜け毛が増える。 |
食生活や生活習慣の乱れによって、頭皮の血行が悪くなったり、栄養が不足することで、髪の毛に栄養素が届かず抜け毛が増える。 |
原因となる脱毛症の種類 | 男性型脱毛症(AGA) |
乾燥…粃糠性(ひこうせい)脱毛症 皮脂が過剰…脂漏性(しろうせい)脱毛症 |
結果的に髪の毛まで栄養分が届いていない |
頭皮の状態 | 悪玉男性ホルモンのDHT(ジヒドロテストステロン)が頭皮に増えている状態。 | 頭皮が炎症を起こしていて、フケが多かったり、皮脂でベタベタしている状態。かゆみを伴う場合もあり。 |
頭皮の血行が悪かったり、栄養不足になっていて、頭皮が硬くなってしまった状態が多い。 |
増える抜け毛には、原因が1つだけの場合もあれば、男性型脱毛症(AGA)と頭皮環境の悪化によるものが同時に原因となっている場合もあります。
原因は、必ずしも1つだけとは限りません。
頭皮がダメージを受ける原因とは
抜け毛が増えてしまうほど頭皮がダメージを受ける原因には、外部から受けるダメージと、内部からのダメージの2種類があります。
【 外部からのダメージ 】
シャンプー、ドライヤー、紫外線、乾燥など
・シャンプー
シャンプーをしている時が、抜け毛が一番多くなるシーンです。
自分では正しいシャンプーが出来ていると思っていても、実は間違ったやり方をしているという人も多いと思います。
私も、間違ったシャンプーをしていることに気付いていませんでした。
正しいシャンプーの方法を、今一度、確認してみてください。
やり方を替えることで、抜け毛が大きく減る場合もあります。 → 正しいシャンプーの仕方を確認する。
・ドライヤー
ドライヤーを正しく使えている方は、意外と少ないかもしれません。
私は「ドライヤーは髪を傷めるもの」と思い込んでいたので、ドライヤーは使わず、シャンプー後は自然乾燥させていました。
これは間違いだということを、かなり後になって知りました。
一番影響度が高いのはシャンプー時ですが、その後のドライヤーのかけ方も、きちんと知っておくことで、髪の毛に優しく接することが出来ます。 → 正しいドライヤーの使い方を確認する。
・紫外線
意外と無防備なのが、紫外線によるダメージです。
紫外線が頭皮に当たると、頭皮は老化(細胞を破壊)を起こします。
その他の生活習慣にも、抜け毛を増やすものがあります。 → 生活習慣による抜け毛の原因を確認する。
【 内部からのダメージ 】
血行不良、睡眠不足、ストレス、栄養不足、アレルギーなど
・血行不良、睡眠不足、ストレスなど
睡眠不足やストレス、運動不足、悪い姿勢など、日頃の生活習慣によっては、頭皮にも血行不良が起こります。
血液が通わないことで頭皮は硬くなり、抜け毛は増えてしまいます。
生活習慣を見直して、抜け毛を減らしましょう。 → 普段から注意しておく生活習慣を確認する。
・栄養不足
食生活が乱れていたり、髪の毛を育てるための栄養素が不足していると、頭皮にしっかりとした栄養素が届いていない可能性が大です。
頭皮に栄養が行き届かないと、髪の毛は十分に成長できず、成長しきらないまま抜け落ちてしまいます。
食事によって体内に入った栄養分は、まずは生きるために必要な箇所から使われるため、頭皮の優先順位は高くありません。
髪の毛に良い食事、悪い食事を知り、食べるものに気をつけることで、頭皮に出来るだけ栄養を届けるようにしましょう。 → 髪の毛に良い食事、悪い食事を確認する。
頭皮ケアはどうすれば良いの?
抜け毛の原因は様々ですが、共通する対策もあります。
それは、抜け毛を少なくするための頭皮ケア、生活習慣、食生活の3つです。
抜け毛や薄毛対策の1番基礎となるのは、頭皮ケアです。
その頭皮ケアのために内側からしていきたいのが、生活習慣と食生活の見直しになります。
【 抜け毛を少なくする頭皮ケア 】
・シャンプー
自分の髪質にあったシャンプーを使い、正しく洗うことで、抜け毛をかなり減らすことが可能です。
・ドライヤー
正しいドライヤーのかけ方で、髪へのダメージを最小限にします。
・頭皮マッサージ
頭皮の血行を良くし、髪の毛に栄養分が行き渡りやすくします。
【 抜け毛を少なくする生活習慣 】
毎日なにげなく行っている生活習慣が、頭皮や髪の毛に悪い影響を与えている場合もあります。
頭皮の血行が悪くなったり、頭皮に栄養が不足することで、ヘアサイクル(髪の毛が生えはじめて、成長し、抜け毛になるまでの周期)がだんだんと乱れていきます。
ヘアサイクルが乱れると、髪の毛は成長しきらないうち(まだ細くて短いまま)に抜け毛になってしまいます。
抜け毛を増やしている生活習慣を見直して、改善していくことが大切です。
運動不足や睡眠不足といった不規則な生活はもちろんですが、姿勢の悪さや目の疲れなどからも、抜け毛は増えていきます。
生活習慣を改善するだけで発毛が活発になるわけではありませんが、抜け毛を減らすことは可能です。
抜け毛を増やしてしまう生活習慣を確認し、自分に該当する習慣があれば、出来る範囲から見直してみてはいかがでしょうか?
【 抜け毛を少なくする食生活 】
髪の毛の成長を促す食品を、毎日意識して摂っている人は意外と少ないのではないでしょうか。
実際、私も偏った食事(肉類中心)やファストフード、インスタント食品ばかりの生活が、体に悪いことは知っています。
しかし、「髪の毛を育てるためには何を食べれば良いのか」など、意識して食事をしてはいませんでした。
頭皮や髪の栄養となる食べ物を多く摂るようになったからといって、すぐに髪の毛がたくさん生えてくる訳ではありませんが、抜け毛を予防することは可能です。
「抜け毛が増える食生活」や「抜け毛を少なくする食生活」とはどんなものなのかを理解して、抜け毛を減らす食事を意識して摂るようにしましょう。
まずは抜け毛を減らして、育毛活動をしていくことが重要
抜け毛の原因は様々ですが、ヘアサイクルが短くなってしまうことでも、抜け毛は増えてしまいます。
ヘアサイクルが正常な時、髪の毛は2~6年もかかって成長するので、しっかりとした太さで長く伸び、成長しきったところで抜けるというサイクルを繰り返します。
しかし、このサイクルが何らかの原因で乱れると、成長期が1~2年程度まで短くなり、成長しきらないうちに抜けてしまいます。
このため、細くて短い毛しか残らなくなり、薄毛になります。
ここまで述べてきたように、薄毛を改善するためには、まずは頭皮ケアを行なって抜け毛を減らし、ヘアサイクルを正常に戻すために育毛活動をしていくことが必要です。
この育毛活動には、副作用の心配がほとんどない育毛剤の活用が有効です。
増えていく抜け毛を放置すれば、薄毛はどんどん進行して行くばかりです。
抜け毛が気になりだしたら、すぐに何らかの育毛活動を始めることが、後々手遅れにならないためにも重要なのです。
育毛剤は使っていくうちに頭皮が敏感になってくるので、最初から無添加で頭皮に優しいタイプのものを選ぶことをお勧めします。
これは、私が長く使ってきた経験から分かったことです。
まとめ
・抜け毛のタイプは3つ。男性ホルモン、頭皮の炎症、頭皮環境の悪化
・頭皮へのダメージは外部ダメージと内部ダメージ
・外部ダメージは、シャンプー、ドライヤー、紫外線など
・内部ダメージは、血行不良や栄養不足など
・抜け毛を少なくするには、頭皮ケア、生活習慣や食生活の見直し
・抜け毛を減らし、育毛活動は早めに
抜け毛が気になりだしたら、とにかく早めに育毛剤によるケアをすることです。
抜け毛が進むと、頭皮はデリケートになりやすくなります。
出来るだけ頭皮に優しい育毛剤を選びましょう。